【体験談ブログ】愛犬ポメラニアンの「エバンス症候群」の治療にかかった費用

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こんにちは、みかぽんママです。今回は「ペットを飼うこと」を改めて考えるきっかけになった出来事をお伝えします。

我が家のポメラニアン「みかん」(享年10歳)が2025年5月にエバンス症候群を発症し、14日間の治療の末に旅立ちました。その間にかかった治療費の総額は約90万円。このページでは、実際の費用内訳・ペット保険の補償内容・自己負担額・そして体験から感じたことを包み隠さずお伝えします。

「ペット保険って本当に必要?」「エバンス症候群の治療費ってどのくらい?」と疑問を持つ方に、少しでも参考になれば幸いです。


目次

みかんの治療期間と経緯

みかんは2025年5月19日(月)に突然体調を崩し、翌日「エバンス症候群(免疫介在性溶血性貧血+免疫介在性血小板減少症の同時発症)」と診断されました。その後、2週間(5月19日〜6月1日)にわたって懸命に治療を受け続けましたが、6月1日に静かに旅立ちました。

治療は近所のかかりつけ医から始まり、途中からER動物救急センター(24時間対応の二次病院)に転院。入院・精密検査・輸血・免疫抑制療法など、可能な治療をすべて試みました。

闘病の詳しい経過はこちらにまとめています:
【闘病記録】愛犬ポメラニアンの命を奪ったエバンス症候群


治療費の総額:約90万円

2週間の治療でかかった費用の合計は約90万円でした。正直、ここまでの金額になるとは予想していませんでした。

費用が高くなった主な理由

費用が高額になった主な要因は2つあります。

① 免疫抑制剤が非常に高額
エバンス症候群の治療の柱は「免疫抑制療法」です。自己免疫の暴走を抑えるためのステロイド(プレドニゾロン)や免疫抑制剤(シクロスポリンなど)を毎日大量に投与し続けるため、薬剤費だけでも相当な金額になりました。

② ER動物救急センターは費用が高い
24時間365日対応の救急専門病院(ER)は、高度な設備と常駐スタッフを維持するためのコストが反映されており、町のかかりつけ動物病院と比べて診療費が6倍以上になることもあります。みかんの状態が深刻だったため、やむを得ない選択でしたが、費用は大きく膨らみました。

治療費の内訳(概算)

費用項目概算金額備考
初診・精密検査費用約5〜8万円血液検査・骨髄検査・画像検査など
入院費(約4日間)約12〜16万円ER入院。1日あたり3〜4万円程度
免疫抑制剤(ステロイド等)約20〜30万円2週間の連日投与。高用量での使用
輸血(1〜2回)約10〜15万円ドナー犬からの全血輸血
点滴・注射・処置約15〜20万円毎日の処置費用の累計
その他(再診・検査・薬剤等)約10〜15万円経過観察の検査、追加薬剤など
合計約90万円

※上記は概算です。病院・地域・治療内容・重症度により大きく異なります。


ペット保険(FPC)からの支払い:約25万円

みかんはFPCペット保険に加入していました。保険の適用を受けた結果、約25万円が保険から支払われました

項目金額
治療費総額約90万円
ペット保険給付額約25万円
実際の自己負担額約65万円

保険に加入していたことで約25万円を補填できましたが、それでも自己負担は65万円超。もし保険未加入だったら、全額の90万円が一時的に必要になっていました。

保険でカバーされなかった理由

90万円のうち約25万円しかカバーされなかった理由はいくつかあります。

  • 免責金額・限度日数:保険によっては1入院あたりの限度日数や1日あたりの上限額が設定されており、超過分は自己負担
  • 対象外となる処置・薬剤:一部の免疫抑制剤や処置が保険適用外になるケースがある
  • 補償割合:FPCの補償割合(70%など)で計算した場合、高額医療費の一部は自己負担が残る

「保険に入っていれば安心」と思っていたのは事実ですが、限度額や補償割合の設計次第では、高額医療費の全額はカバーできないことを身をもって学びました。


エバンス症候群の治療費:一般的な相場は?

エバンス症候群は希少な難病のため、公式な統計データは少ないですが、飼い主の体験談や獣医師の情報をまとめると、総治療費は30万〜100万円以上になるケースが多いようです。

治療の状況費用の目安
軽症・早期発見・通院のみ20〜50万円程度
中程度・入院あり・輸血なし40〜70万円程度
重症・長期入院・輸血あり(みかんのケース)70〜100万円以上

発見が早く、ステロイドへの反応が良ければ費用を抑えられる可能性があります。一方で、みかんのように重症化した場合は、高度な救急医療が必要になり、費用が大きく膨らむことを覚悟する必要があります。


かかりつけ医とER(救急専門病院)の費用の違い

みかんの治療を通じて、かかりつけ医とER動物救急センターでは費用に大きな差があることを実感しました。どちらに行くべきかは状況次第ですが、費用感を知っておくことは大切です。

項目かかりつけ動物病院ER(救急・二次病院)
初診料1,000〜3,000円5,000〜15,000円
血液検査5,000〜15,000円20,000〜50,000円(精密)
入院費(1日)5,000〜15,000円20,000〜50,000円以上
夜間・休日対応対応していないことが多い24時間365日対応
専門医・高度設備限られる専門医常駐・CT・MRIなど完備

命に関わる緊急時にはERへ行く必要がありますが、費用は数倍になります。日頃から「もし緊急事態になったとき、近くのERはどこか」を調べておくと、いざというときに慌てずに済みます。


治療費の支払いと保険請求の実際

高額な治療費が発生すると、支払いのタイミングも悩みます。ERや二次病院では退院時または月末に一括請求されることが多く、まとまった現金やカードの枠が必要になります。

  • 支払い方法を事前確認:クレジットカードが使えるかどうか、分割払いが可能かどうかを受診前に確認しておく
  • 高額でも一時立替が必要:ペット保険は基本的に「立替払い後に保険会社へ請求」する後払い方式。一時的に全額を支払う必要がある
  • 領収書・診断書を必ず保管:保険請求には領収書・診療明細書・診断書が必要。治療中から整理しておく
  • 保険請求の期限:多くのペット保険は治療日から3ヶ月以内に請求が必要。期限を逃さないよう注意

みかんの入院中は毎日費用が発生し続けたため、途中で概算の費用を確認しながら心の準備をしていました。「今どのくらいかかっているか」を定期的に病院に確認することも、心の余裕を保つために大切でした。


「治療を続けるか」の判断について

高額な治療費が続く中で、「いつまで治療を続けるべきか」という判断は、どの飼い主にとっても非常につらいものです。みかんの場合も、「もう十分頑張った」と思う気持ちと「まだできることがあるのでは」という気持ちの間で何度も揺れました。

これは正解のない問いですが、以下のことを心がけました:

  • 獣医師と率直に話す:「この治療を続けた場合の回復見込みは?」「苦痛はどの程度か?」を具体的に聞く
  • QOL(生活の質)を優先する:治療の目的は「寿命を延ばすこと」だけでなく「苦しまずに過ごすこと」も含む
  • 家族で話し合う:感情的になりやすいからこそ、家族で冷静に話し合う時間を持つ
  • 後悔しない選択をする:どちらを選んでも、その時の最善を尽くしたなら後悔しなくていい

お金の問題と愛犬への愛情、両方に向き合うのは本当に苦しいことです。でも、覚悟を持って向き合ったことは、必ず愛犬に伝わっていると信じています。


この経験から伝えたいこと

ペット保険は「入れるうちに入る」が正解

みかんは保険に入っていたおかげで25万円を補填できましたが、それでも自己負担は大きかった。もしより補償内容の手厚い保険に入っていれば、負担をもっと減らせたかもしれません。

ペット保険には以下のような特性があります:

ポイント内容
加入できる年齢制限多くの保険で7〜8歳以上は新規加入不可または保険料が高騰
既往症は対象外発症後に加入しても、その病気の治療費は補償されない
補償割合が大事50%・70%・90%と差がある。高額医療時は補償割合の差が大きく影響
入院・手術の上限額限度額設定あり。1回あたり・年間それぞれ上限がある商品が多い

元気なうちに、できるだけ若いうちに加入するのがベストです。特にシニア犬を迎える前後のタイミングで補償内容を見直すことをおすすめします。

治療費の備えとして「ペット貯金」も有効

保険だけでなく、月々少額でも「ペット専用の貯金」を積み立てておくことも非常に有効です。みかんの経験からいえば、いくら保険があっても一定の自己負担は避けられません。急な高額出費に備えるための「緊急資金」として、5〜10万円程度でも準備しておくと安心です。

お金より大切なこと

治療費についてリアルな数字をお伝えしましたが、一番伝えたいのはお金の話ではありません。「みかんにできる限りのことをしてあげたい」という気持ちで動いた14日間に、後悔はないということです。

ただ、突然の高額出費に慌てないためにも、「備え」は大切。愛犬が元気なうちに保険・貯金・かかりつけ医の選定など、できることをしておいてほしいと思います。


まとめ:エバンス症候群の治療費と備えのポイント

  • みかんの治療費総額:約90万円(2週間、ER入院・輸血・免疫抑制療法)
  • FPCペット保険からの給付:約25万円
  • 実際の自己負担:約65万円
  • エバンス症候群は重症化すると70〜100万円以上の費用になることも
  • ペット保険は元気なうちに・若いうちに・補償割合の高いものを選ぶのがベスト
  • 保険だけでなく「ペット緊急資金」の積み立ても有効
  • ERの費用はかかりつけ医の6倍以上になることも。事前に近くのERを調べておく

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