【体験談ブログ】ポメラニアンの手術体験記|気管虚脱と向き合った日々

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こんにちは、みかぽんママです。今日は我が家のポメラニアン「みかん」が経験した気管虚脱の手術についてお話しします。

「うちの子も同じような咳をする」「気管虚脱と診断されたけど、手術すべき?」と悩んでいる方の参考になれば、と思って書いています。費用・リスク・手術後の経過もすべて正直にお伝えします。

目次

気管虚脱とは?小型犬に多い呼吸器疾患

気管虚脱(きかんきょだつ)とは、気管(空気の通り道)の一部がつぶれて扁平になり、呼吸がしづらくなる病気です。チワワ・ポメラニアン・トイプードル・ヨークシャーテリアなどの小型犬によく見られるとされています。

主な症状は「ガーガー」「カハッカハッ」というガチョウの鳴き声のような特徴的な咳。興奮したとき、気温が高いとき、首輪で首が圧迫されたときなどに悪化しやすいのも特徴です。

気管虚脱には重症度を示すグレード1〜4があり、グレードが上がるほど気管が潰れている割合が高くなります。軽度(グレード1〜2)は内科的治療(薬)で進行を抑えることが多く、重度(グレード3〜4)になると外科的手術が検討されます。

みかんの症状と診断まで

みかんは子犬のころから「カハッ、カハッ」と咳をすることがありました。最初は「ちょっとむせただけかな?」と軽く考えていたのですが、毎年春から初夏(5〜6月)になると咳がひどくなるパターンが続きました。

散歩から帰ってきたとき、興奮したとき、ちょっと走ったとき……どんどん咳のきっかけが増えていく気がして、さすがにおかしいと思い始めました。

2020年、みかんが5歳のとき、かかりつけの東京都内の動物病院でレントゲン検査を受けたところ、「初期の気管虚脱」と診断されました。

診断を受けたときの気持ちは、正直「やっぱりそうか……」という複雑な思いでした。何年も続く咳に「もしかして」と感じていたので。でも同時に「まだ初期なら、何か手を打てる」という希望も生まれました。

内科治療か、手術か——治療法の選択肢

気管虚脱の治療には、大きく2つの方向性があります。

治療法内容メリット・デメリット
内科的治療(薬)咳止め・気管支拡張薬・ステロイドなど体への負担が少ない/症状を抑えるが根本治療にはならない
外科的治療(手術)気管にステントや補強リングを入れる根本的な改善が見込める/費用・リスクがある

かかりつけ医からは「まだ初期なので、まずは薬で様子を見ましょう」と言われました。確かに薬で咳は少し落ち着きましたが、「このまま薬を飲み続けて、悪化していくのを待つだけでいいのか?」という気持ちがずっと引っかかっていました。

カナダ移住を前に——決断を後押しした事情

診断を受けた翌年、我が家はカナダへの移住が決まっていました。「日本を離れたあと、異国の地で気管虚脱が悪化したら……」「言葉も通じない環境で緊急手術になったら……」と不安が膨らむばかり。

「日本にいる今のうちに、できることをやっておきたい」——その思いが、手術を真剣に調べるきっかけになりました。

インターネットで「気管虚脱 外科手術 東京」と検索しまくった結果、東京都板橋区にある【アトム動物病院】が気管虚脱の外科手術に実績があることを知りました。すぐに予約を取り、みかんを連れて診察へ向かいました。

アトム動物病院での診察と手術の説明

アトム動物病院では、改めてレントゲンや内視鏡検査でみかんの気管の状態を確認してもらいました。先生はとても丁寧に説明してくださり、

  • 現在の気管虚脱のグレードと状態
  • このまま内科治療を続けた場合の見通し
  • 手術の方法(気管外ステントを用いた補強)
  • 手術のリスク(麻酔リスク・術後合併症の可能性)
  • 費用の目安:約100万円

……を、一つひとつ丁寧に話してくれました。「100万円」という数字を聞いたときは、正直めまいがしそうでした。でも先生の「手術によって進行を止められる可能性がある」という言葉が、私の背中を押してくれました。

手術を決断するまで——夫婦で悩んだ夜

その日の夜、夫と2人でずっと話し合いました。費用のこと、リスクのこと、「もし手術がうまくいかなかったら」という最悪のケースも含めて。

夫は「100万円は大きいけど、みかんのためにできることはやってあげたい」と言ってくれました。私も「カナダに行ってから後悔するのが一番嫌」と思っていたので、手術を受けさせる決断をしました。

このとき、ペット保険に加入していたことが大きな支えになりました。全額がカバーされるわけではありませんでしたが、保険があることで「お金の不安より、みかんの回復に集中しよう」と思えました。

手術当日と入院中の様子

手術当日の朝、みかんを病院に預けるとき、「元気で帰ってきてね」と声をかけながら涙をこらえるのが精いっぱいでした。小型犬の全身麻酔は特にリスクが高いと聞いていたので、手術が終わるまでの数時間は、気が気でありませんでした。

病院からの連絡が来るまで、ずっとスマホを握りしめていたのを覚えています。「手術が無事に終わりました」という連絡が来たときの安堵感は、今でも忘れられません。

みかんは手術後、3日間入院して退院しました。退院当日、迎えに行ったときのみかんは首元に包帯を巻いて、ぐったりした様子で……。その姿に思わず涙が出てしまいました。でも、しっぽをちぎれそうに振ってくれたのを見て「ああ、生きててくれた」と心底ほっとしました。

術後の回復と自宅でのケア

退院後しばらくは、安静が最優先。激しい運動は厳禁で、散歩も短め・ゆっくりペースに。首への負担を減らすため、首輪からハーネスに切り替えました。

自宅でのケアで特に気をつけたこと:

  • ハーネスを使用(首輪は気管に圧がかかるため禁止)
  • 興奮させない(来客時も静かな部屋へ)
  • 室温管理(暑さ・湿気は呼吸を悪化させる)
  • 定期的な通院と状態確認
  • 咳が増えたらすぐ受診

退院から約1か月後、みかんは元の元気いっぱいな姿を取り戻しました。走り回って、おやつに目を輝かせて、いつものみかんに戻ってくれた瞬間は、本当に嬉しかったです。

手術から5年後——10歳のみかん、今も元気

あれから5年が経ちました。みかんは今年で10歳。定期検診でも気管虚脱の進行は見られていません

今でも春から夏にかけては咳が出やすく、気温や湿度に敏感な体質は変わっていません。でも、手術前の「ゼーゼーして苦しそうな咳」は確実に減りました。

手術を決断したあの夜のことを、今でも時々思い出します。あのとき「やってよかった」と心から思っています。

気管虚脱の子を持つ飼い主さんへ

同じような咳でお悩みの方に、我が家の経験から伝えられることをまとめます。

  • 「カハッカハッ」「ガーガー」という特徴的な咳は、早めに動物病院へ
  • 診断されたら、内科・外科どちらの選択肢があるか専門医に確認する
  • 首輪はやめてハーネスに切り替える(首への負担軽減)
  • 興奮・高温・肥満は悪化要因——日常管理が大切
  • 外科手術を検討するなら、実績のある専門病院にセカンドオピニオンを
  • ペット保険は必ず若いうちに入っておく

どんな治療法を選ぶかは、その子の状態・年齢・家族の状況によって異なります。でも「情報を集めて、選択肢を知ること」はどんな場合にも大切です。この記事が、少しでも参考になれば嬉しいです🐾


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